SIDE CORE Living road, Living space

SIDE CORE

¥3,000 (+tax)

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*1月上旬刊行予定、torch pressのオンラインショップにて予約受付中
*オンライン予約特典:作家サイン付き当図録、展覧会B2ポスター(スライド1枚目参照、4絵柄よりランダムに1絵柄お届けします、三つ折りでの配送となります)
(2026年1月4日までに予約いただいた方対象、オンライン先着100名)
 
アートチームのSIDE COREは、これまで東京を拠点としながら、国内の全国各地でさまざまなプロジェクトを行ってきました。そのような実践の背景には、2011年の東日本大震災で実感した「都市はあらゆる側面で他の地域に依存して成り立っている」という気づきがあります。ストリートカルチャーを「都市の公共空間における表現」にとどめるのではなく、「道=異なる場所や価値観を媒介するもの」として再定義し、ストリートカルチャーを、都市の路上に閉じた表現ではなく、地域と地域をつなぎ、移動や文化の連鎖反応に基づく表現運動として捉え直すことを試みています。
 
「Living road, Living space(生きている道、生きるための場所)」というタイトルは、「異なる目的や背景を持つ人びとが、一つの力や目的に縛られず、それぞれの考えや価値観を交換する営為そのもの」というSIDE COREによるストリートカルチャーの捉え方が反映されたもの。金沢21世紀美術館での今回の展覧会は、そうした多様な場面で「生きるための場所」を発見/ 再発見するための契機となることを目指し、「道路」や「移動」という視点から、「異なる場所をつなぐ表現」をテーマとして「道や移動」をテーマにした作品展示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通して、美術館という空間に「別の道」を開いていきます。さらにゲストアーティストを招聘して、スケートボードやグラフィティ、音楽イベントといったストリートカルチャーの表現を通して、制度に拠らない生きる術を日常のなかに編み出し、それをグローバルなコミュニティで共有していく表現運動にフォーカスを当てます。
 
本展にあわせ、約10年ぶりとなるSIDE COREの書籍『SIDE CORE Living road, Living space』を刊行します。前作『ATYPICAL FOOTPRINT』(2012–2014)から大きく展開した活動を総覧し、展覧会の記録だけでなく、論考・作品・年表を収録します。展覧会デザインと連動し、加瀬透・小池アイ子・牧寿次郎・岡崎真理子の4名がアートディレクション、デザインを田岡美紗子が担当。これまでのSIDE COREの軌跡を横断できる一冊として、作品とその背景を充実した内容で紹介します。また能登半島を舞台にしたプロジェクトを記録した「Road to  Noto」のZINEが付録として挟み込まれます。

 


 
展覧会
「SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所」
2025年10月18日(土)〜2026年3月15日(日)
金沢21世紀美術館
10:00~18:00(金・土は20:00まで)

ゲストアーティスト:森田貴宏、スティーブン・ESPO・パワーズ、細野晃太朗
 


 
仕様:A5変形/並製(クータバインデング)256P+中綴じ冊子16P
執筆:キャロル・インホワ・ルー(キュレーター)、小田原のどか(美術家)、髙木 遊(金沢21世紀美術館)
アートディレクション:加瀬 透・小池アイ子・牧 寿次郎・岡﨑真理子
デザイン:田岡美紗子

言語:日本語/英語
定価:3,000円+税
発行:torch press
ISBN:978-4-907562-60-1
発行年:2025
 
SIDE CORE(サイドコア)
2012年より活動を開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターとして播本和宜が参加。公共空間におけるルールを紐解き、思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に、 ストリートカルチャーを切り口として「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動。近年の展覧会に「SIDE CORE 展:コンクリート・プラネット」(2024年、ワタリウム美術館+屋外、東京)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(2022年、森美術館、東京)、「Reborn-Art Fes- tival」(2022 年、2019年、2017年、石巻市)、「水の波紋展2021」(2021年、ワタリウム美術館、東京)などがある。