seeing itself 新しい写真のために for new photography

ホンマタカシ

¥1,800 (+tax)

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2025年12月中旬発売予定 予約受付中
  
写真家・ホンマタカシによる写真と視覚にまつわる思考、実践を横断的にまとめたテキストブック。『たのしい写真』(2009年)から約15年を経て、写真を見る・撮ることについての、ホンマの理論・実践・印象が改めて綴られ、私たちが日々何気なく接している視覚という行為を、一度解体し、新たな余白と揺らぎをもたらします。
 
「photography is first of all, a way of seeing. It’s is not seeing itself [写真とは、まず、ある種の見方だ。それは見ることそれ自体ではない]と、スーザン・ソンタグは書きました。その通りだと思います。でも僕はあえてもう一度、seeing itselfから考えてみたいと思っています」(はじめに)。このソンタグの言葉を皮切りに、著者がこれまでに撮影・制作と並行して長く扱ってきたトピックたち―心理学者ジェームス・J・ギブソンが提唱する「アフォーダンス」、画像における二重性、中平卓馬についてのある仮説、カメラ・オブスクラ実践について言及し、そこへ作例と実作、そして引用と断章を交えて構成されています。
  
視覚の時代とも言える今を生きる現代人にとって、私たちが日々見ている世界のリアリティとは何かを再考する契機となる一冊。
 

“人類はあいもかわらずプラトンの洞窟でぐずぐずしており、昔ながらの習慣で、ひたすら真理の幻影を楽しんでいる。” ソンタグはそう、『on photography』の冒頭で書き、今日的なビジュアルリテラシーの重要さを喚起させています。しかし僕は今こそ逆に、その暗い洞窟の中に想いを馳せ、なんならその幻影に包まれるべきではないかと考えているんです。ーホンマタカシ(本文より)
  


 

仕様:A5変型/並製本/168P
デザイン:若林亜希子
言語:日本語
定価:1,800円+税
発行:torch press
ISBN:978-4-907562-59-5 C0072
発行年:2025

 

ホンマタカシ

写真家。1962年、東京都生まれ。1999年『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』(平凡社、2009年)、『ホンマタカシの換骨奪胎―やってみてわかった!最新映像リテラシー入門―』(新潮社、2018年)など。近年の作品集に『TOKYO OLYMPIA』(NIEVES、2023年)、『Thirty-six View ofMount Fuji』(MACK、2023年)ほか写真集多数。2023年から2024年にかけては、東京都写真美術館にて個展「即興」を開催。