櫃田伸也―通り過ぎた風景

櫃田伸也

¥3,600 (+tax)

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*2026年4月上旬刊行予定

 

本書は、1960年代から2026年の最新作まで、作品約120点に初出の資料を交えて、描き続ける画家・櫃田伸也(1941 年、東京生まれ)の歩みを振り返る、過去最大の回顧展の展覧会図録となります。

 

「通り過ぎた風景」― 櫃田伸也は自身の作品に、そして多くの個展にこの言葉を付してきました。戦後から現代に至るまでの変化し続ける景色を出発点に、西洋絵画の技法を用いながら、同時にやまと絵や山水画など日本をはじめとする東洋の絵画のエッセンスを取り入れた独自の絵画を描き、それを「通り過ぎた風景」と呼びました。一見穏やかながら実のところ革新的な櫃田の絵画は、彼が長く教育に携わったこともあり、現代の美術家たちにも大きな影響を与えています。

 

本図録には展示作品に加え、「制作」「建築」「山水」「日本戦後美術」など 多様なトピックから執筆されたコラムのほか、論考、年譜など、充実したテキストを収録。櫃田が集めたスクラップやファイルなどの周辺資料も収録し、彼の「風景」と「絵画」がいかなるものなのか、そこから私たちは何を汲み取ることができるのか、あらためて見つめ直します。

 

展覧会
「櫃田伸也-通り過ぎた風景」
2026年4月4日(土)~6月21日(日)
豊田市美術館

 


 

仕様:A4変型判/上製本/256P

執筆:奥村雄樹、桂川 大、桑田光平、近藤亮介、佐々木友輔、佐原しおり、長谷川祐子、鈴木俊晴

デザイン:木村稔将、小林すみれ

言語:日本語/英語

定価:3600円+税

発行:torch press

ISBN:978-4-907562-63-2

発行年:2026

 


 

櫃田伸也(ひつだ・のぶや) 1941年、東京都大田区に生まれる。愛知県在住。1964年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、1966年に東京藝術大学美術学部大学院を修了。1975年より愛知県立芸術大学美術学部絵画科油画科、2001年より東京藝術大学美術学部絵画科油画にて教鞭を執る(’09まで)。名古屋市芸術奨励賞(1984年)、第28回安井賞(1985年)、損保ジャパン東郷青児美術館大賞(2011年)などを受賞し、国内外の個展やグループ展で作品を発表している。2009年には、愛知県美術館と名古屋市美術館の2館で「放課後のはらっぱ櫃田伸也と その教え子たち」が開催され、櫃田のこれまでの軌跡を、自身と当時の学生であった奈良美智、杉戸洋、森北伸など19名の作品を通して紹介された。