日高理恵子 空間と、自然光と、絵と、
日高理恵子
¥7,000 (+tax)
9月下旬発売予定
本書は、画家・日高理恵子が自然光のもとで作品を展示した2つの展覧会を鈴木理策が撮り下ろした写真と、椹木野衣が書いた2つの文章で構成されています。
2023年に多摩美術大学 アートテークギャラリーで開催された「家村ゼミ展 2023 空間に、自然光だけで、日高理恵子の絵画を置く」では、ひとつの空間に、ほぼ1作品を自然光の中で展示するという試みがされました。ここでの体験をもとに、2025年に同ギャラリーで「退任展 日高理恵子 空間と、自然光と、絵と、」が開催されました。そこでは、日高の「見ること」「絵画に対する考え」「空間に対する感覚」を、空間と光を通して探っています。本書では、この2つの展覧会を、自身の作品で常に「見ること」について問いかけてきた写真家・鈴木理策が撮り下ろした写真で構成しています。鈴木の「見ること」によって日高の「見ること」、絵画と空間、光との関係がいっそう立ち現れ、視点の動きによって、1枚の絵画の中でも異なる表情、見方を浮かび上がらせます。「空」を描くために「木の空間」を描くという日高独自の見上げた視点の絵画は、鑑賞者に木や空を「見る」ことの新たな体験を促します。椹木はその体験を自身の身体、知覚とともに、単に文章を寄せるにとどまらない、実験的な2稿で日高の絵画に、展示に、対峙しました。
またデザイナーの須山悠里が、展覧会を自身が見、体験し、感じたことを、いわゆる展覧会の記録という枠組みを超えてまとめあげています。「本」というこの場で、絵画と、写真と、文のそれぞれ自立し、かつ関係しあう、他に類を見ない一冊が生まれました。
展覧会
「日高理恵子」
会場1
小山登美夫ギャラリー六本木
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
2026年9月26日 [土] 〜11月8日 [日]
11:00〜19:00 日月祝 休
(※最終日の11月8日[日]は開廊)
会場2
小山登美夫ギャラリー京橋
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F
2026年9月26日 [土] 〜11月8日 [日]
11:00〜19:00 日月祝 休
(※最終日の11月8日[日]は開廊)
仕様:A4変型(288 x 222mm)/ソフトカバー(背クロス仕様)/120P
写真:鈴木理策
文:椹木野衣
デザイン:須山悠里
協力:小山登美夫ギャラリー
言語:日本語/英語
定価:7,000円+税
発行:torch press
ISBN:978-4-907562-69-4
発行年:2026
日高理恵子
画家。1958年、東京都生まれ。1983年武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業後、1985年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修了。現在東京を拠点に制作活動を行う。1995~1996年文化庁芸術家在外研修員としてドイツに滞在。2009~2025年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻教授を務める。今までに国内外で数多くの展覧会に参加しており、主な個展に「近作展 22」(国立国際美術館、大阪、1998年)、「The Space of Trees」(アートカイトミュージアム、ドイツ、2003年)、「樹」(北の大地美術館、北海道、2004年)、「空と樹と」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2017年)、「退任展 日高理恵子 空間と、自然光と、絵と、」(多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー、東京、2025年)等。作品は東京国立近代美術館、東京都現代美術館、国立国際美術館など多くの美術館に所蔵されている。










