撮影
竹久直樹
¥4,300 (+tax)
2026年8月中旬刊行予定、サイン本予約販売受付中
本作は、1995年生まれの竹久が現在進行形で引き受け続けている「展覧会の記録撮影」をまとめた写真集となります。竹久が撮影する展覧会は美術館やギャラリーにとどまらず、屋外や廃墟、オルタナティブスペースといった時代を反映したような場所が多数含まれます。また竹久はそうした場所での設営などにも立ち会うことで、結果として現代の展覧会に携わる人々や事物の関係性を包括的に記録し続けてきました。しかし、何よりも本作の特異さは「他人の様々な作品を記録し続けた結果、それが竹久自身にとっての作品にもなっている」という点にあるでしょう。
タイトルの「撮影」という言葉は、江戸幕末期に蘭学における「物体に対して光学的に像を定着させる技術工程」を翻訳する過程で作り出された造語です。そして、技術開発ではなく技術を輸入し使うところから始まった日本の写真史において独自の概念として発展してきました。竹久はこの「撮影」を、「まとまりようのないものたちが在り、それをそのまま見せる・残すことができてしまう技術」として読み替え、さまざまな展覧会の記録をひとつの作品としてまとめ上げます。
主体が定まらないことでしか達成され得ないような記録というものがあるとしたら、それは一体どのようなものなのか。この本は、現代における記録や主体のありようを「撮影」を通して再考する一冊となるでしょう。
展覧会
「撮影:竹久直樹」
2026年8月1日(土)〜23日(日)
POST
11:00~19:00
定休日:毎週月曜日
オープニングレセプション:8月1日(土) 17:00 〜19:00
トークイベント①
8月1日(土)
竹久直樹 × 星加陸(グラフィックデザイナー) × 布施琳太郎(アーティスト)
「写真集『撮影』」
写真集『撮影』のデザインを手がけた星加陸と、竹久の活動初期から撮影に立ち会ってきた布施琳太郎を交えて、『撮影』の制作や竹久の「撮影」について対話します。
15:00〜16:30
参加費:税込1,500円
トークイベント②
8月14日(金)
竹久直樹 × 若山満大(東京ステーションギャラリー学芸員)
「写真史における撮影」
写真史研究者でもある若山満大を招いて、日本の写真史における「撮影」についてそれぞれの視点から考察していきます。
18:00〜19:30
参加費:税込1,500円
クロージングイベント③
8月23日(日)
ゲストは追って告知します
20:00〜21:30
予約はPOSTのWEBサイトをご確認ください(近日中に予約サイトを公開します)。
各トークの後、作家のサイン会を行います。
*2026年年8月29日(土)~9月23日(水・祝)青旗(福岡)へ巡回
仕様:A5版/上製本丸背152P
執筆:青山拓央、布施琳太郎、竹久直樹
デザイン:星加 陸
言語:日本語/英語
定価:4,300円+税
発行:torch press
ISBN:978-4-907562-56-6
発行年:2026
竹久直樹(たけひさ・なおき)
写真家。1995 年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒業後、2019 年よりセミトランスペアレント・デザイン所属。イメージにおける主体のありように強く関心を寄せる。「撮影」という概念に着目し、写真やビデオエッセイ、インスタレーションなどを制作、発表する。また、数多くの美術館やギャラリー、オルタナティブスペース等において展覧会の記録撮影を継続的に担っている。主な個展に「ホームスチール」(the 5th floor、東京、2023)、「スーサイドシート」(デカメロン、東京、2022)など。また中村陽道・八木幣二郎の両名と共同してグラフィックデザインに関する展覧会や言説を制作する運動体「power/point」としての活動も多数。
https://pointlessimages.com/













