李村(スモモムラ)

詩:矢口哲男 画:石田尚志

¥3,000 (+tax)

在庫あり

カテゴリー: ,

映像作家・石田尚志がかねてから深い交流を続けてきた沖縄の詩人・矢口哲男と、石田の色鮮やかなドローイングで織りなされる珠玉の詩画集を限定部数で刊行致します。

 

10代の終わりに訪れた沖縄という土地は、石田の創作の出発点でもあり、また大切な出会いのあった場所です。その頃に矢口に出会い、以降交流を続けてきました。石田のドローイングアニメーションを彷彿とさせる生き生きとした稜線のドローイングと、読むごとに深みを増す矢口の言葉が、大胆なデザインに寄って一冊へと紡がれていきます。巻 末には石田による直筆のドローイングのかけらが一冊一冊についている、特別な詩画集が生まれました。

 

“ゆくへなき者よ、真夜中の夢の切り口からは、死が白砂のように流れ出して河口にそそぐ。(本文より)”

 


 

デザイン:田中義久

仕様:A5横/糸中綴じ/24P 

言語:日本語

定価:3000円+税

ISBN:978-4-907562-03-8

部数:限定450部(ナンバリング有)

※石田尚志によるドローイングのかけら付

 

矢口哲男(Yaguchi Tetsuo)

1950年東京生まれ。78年に奄美大島に移住。88年に沖縄に移転。著作に『假に迷宮と名付けて』(山之口貘賞)、『はるみずのうみ』(吉増剛造・與那覇幹夫・他との共著、すべて矢立出版)、『オンザビーチ』(花田英三との往復書簡集)など。沖縄の同人詩誌「EKE」で詩の発表を続けている。

 

石田尚志(Ishida Takashi)
画家/映像作家。1972年東京都生まれ。1990年より本格的な絵画制作、92年頃より映像制作を始める。以降、愛知芸術文化センターオリジナル映像作品《フーガの技法》(2001)、横浜美術館での滞在制作作品《海の壁-生成する庭》(2007)等で注目を集める。2007年に五島記念文化賞美術新人賞受賞。多摩美術大学准教授。