柔らかな舞台
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ
¥2,700 (+tax)
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(1962年ロッテルダム生まれ、ベルリン在住)は、2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人として、20年以上に渡り映像作品や映像インスタレーションを発表してきました。
国内初の個展「柔らかな舞台」では、彼女の代表的な映像作品から新作まで6点を展示。本展を機に国内で制作した新作は、主に1920年代から1940年代にかけて活躍した女性の文筆家たちが、女性の社会的地位や性愛、戦争といった問題に切り込んだテキストを取りあげ、それらが今日の社会のどのような側面を映し出すかを探っています。
展覧会図録では、映像のスチルカットのほか、インスタレーションビューを織り交ぜながら、多角的にファン・オルデンボルフの作品について読み深めることができるテキストを多数収録。映像スチルとテキストが交互に現れる若林亜希子のデザインによって、示唆に富んだ彼女の作品世界を掘り下げます。
主な内容
◦映像作品のスチル
◦各作品の解説
◦作家インタビュー
◦インスタレーションビュー
◦論考 Pablo de Ocampo(Walker Art Centerキュレーター)
◦論考 Choi Binna(CASCO ディレクター)
◦論考 菅野優香(クィア批評、同志社大学大学院教員)
◦論考 崔敬華(東京都現代美術館学芸員)
展示詳細
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台
会期:2022年11月12日(土)― 2023年2月19日(日)
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 3階
監修:東京都現代美術館
執筆:菅野優香、ビンナ・チョイ、パブロ・デ・オカンポ、アンドリュー・マークル、崔 敬華
アートディレクション:若林亜希子
編集:柴原聡子、網野奈央(torch press)
印刷:株式会社八紘美術
発行:torch press
判型:A5 判変型(H200 x W125 mm)/コデックス装/272ページ
テキスト:日本語/英語
ISBN 978-4-907562-38-0