Videre Videor
小平雅尋
¥5,500 (+tax)
2026年10月中旬刊行予定、予約受付中
この度、小平雅尋写真集『Videre Videor』を刊行いたします。小平は直感的な撮影行為を続けながら、いかにして対象を認識しシャッターを切るに到るのかについて、省察を続けてきました。
「もし『無意識が見た風景』を写真にするならば、写真家は何をすべきだろうか。小平雅尋の写真制作は、この問いに対する一つの答えである」(若山満大による寄稿文より)。本シリーズのタイトル「Videre Videor」は、ルネ・デカルトのコギト命題「われ思う、ゆえにわれあり」へ至った一文「私は確かに見えると思われ(videre videor)、聞くと思われ(audire videor)、熱を感じると思われる(calescare videor)」を端緒にしています。写真を始めてから約30年にわたって撮り続けてきた本シリーズで、小平はこれらの問いを再考しながら、直感的な撮影を通して個人と世界の根源的な関係性を探る、一種の帰着点を提示しています。
小平がカメラに収める、自然物や生物、風景、日常や旅先での瞬間は、どこかで目にしたことのある景色にもかかわらず、世界に対して毎回初めて出会ったかのような新鮮なイメージが立ち現れています。田中せりの実験的なデザインによって、懐かしさをたたえながらも、現代のみずみずしい感性が同居する一冊となりました。
写真は、ときに私の望みを、まったく別のかたちで実現してくれる。
それは、奇跡のようなできごとだ。
突然、目の前に現れることもあれば、 写真になってはじめて知ることもある。 そんな経験が、これまでに何度かあった。
どうすれば撮れるのかは、いまだによくわからない。
自分の生理に従うとか、
目に見えているものを、そのまま受け止めることかもしれない。
もしかしたら、考えないことかもしれない。
とにかく、そのように続けていると、忘れたころにそれはやってくる。
(作家ステートメントより)
刊行記念展覧会
小平雅尋「Videre Videor」
会期:2026年10月8日(木)〜20日(火)
会場:BOOK AND SONS(東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番)
時間:12:00-19:00
定休日:水曜定休
オープニングレセプション 2026年10月8日(木)17:00〜19:00
トークイベント
小平雅尋×若山満大(東京ステーションギャラリー学芸員)
日時:10月10日(土)15:00〜16:30
参加費:税込1,650円
要予約。詳細はウェブでご確認ください。
仕様:A4版変型/上製本/96P
執筆:若山満大、近藤耕人
デザイン:田中せり
言語:日本語/英語
定価:5,500円+税
発行:torch press
ISBN:978-4-907562-70-0
発行年:2026
小平雅尋
1972年東京都生まれ。主な個展に「他なるもの」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム、プラザギャラリー(東京、2015年)、「在りて在るもの」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京、2018年)。 作品集に『ローレンツ氏の蝶』(シンメトリー、2011年)、『同じ時間に同じ場所で度々彼を見かけた』(シンメトリー、2020年)、『杉浦荘A号室』(アルファ企画、2023年)など。サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館などに作品が収蔵されている。










